2022/12/02現在、TwitterではChatGPTが盛り上がっています。ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語に特化したAIです。OpenAIでは、ずっと話題になっている画像生成AIも開発しています(DALL-E)。
そんなChatGPTですが、知恵袋の質問もこれを使えばベストアンサーのものより端的で分かりやすい回答が返されるのでは?と考えてみたところ、かなりいい感じの回答が帰ってきたので、試した結果をまとめてみました。
まずは「一般教養」部門の「カテゴリQ&Aランキング」1位の質問を入力してみます。元URLと回答はこちらです。
質問はこれ。
これに対するベストアンサーが以下です。
かなり丁寧な回答です。生年月日や法律の具体例まで出してくださっています。
ベストアンサー以外の回答は以下です。
こちらも短いながら分かりやすいです。
次にChatGPTの回答がこちらです。質問文は変えずそのまま入力してみます。
ベストアンサーと比べるとかなり簡潔ですが、そのぶんわかりやすさが強調されている気がします。この質問のChatGPTの回答はベストアンサー以外の回答に近い気がしますね。大多数の人にはこれで満足なのではないでしょうか。
逆に最新でかつAIが苦手としてそうな質問をしてみます。2022年11月18日に発売したばかりのポケモン最新作の質問を入力してみましょう。
元の質問と回答は以下です。
ChatGPTの回答はこちら。
どうやら学習データには含まれていなかったようで、回答不能のようです。ですが、知恵袋のデータも学習させればなんとかなりそうな気もしますね。(著作権を無視してTeratailや知恵袋のデータから一問一答に特化したAIとか開発されそう……)
最後に自分が知恵袋に質問した内容をChatGPTに回答させてみます。進路に悩んでいたときの質問ですね。
このときはかなりインターネットの力に助けられた記憶があります。
次にChatGPTの回答です。
これは・・・正直かなり驚きです。質問文には「ガクチカ」や「理系」「文系」など少し一般的な言葉ではない言葉が入っている中で、理系の学部卒と大学院卒という重要な情報を拾って回答しています。学部卒と大学院卒の就職という観点でのアドバイスも端的ながら、かなり一般的な回答になっています。
以上3つの知恵袋での質問と回答を比較してみました。
自分の中で参考になったのはやはり知恵袋の回答でした。しかし、ChatGPTでは毒にも薬にもならないような一般的なアドバイスを得られることができると感じました。チャットボットの進化系でありながら回答範囲をココまで広げられることができるのかと驚きがありました。一体学習データはどれだけ必要で、学習時間はどのくらいだったんだろう・・・
うまくはぐらかせられてしましました。
2022/12/21追記:
npakaさんが分かりやすく解説してくれています。
画像の質問にも対応したものが出ると思っています!
最近ではAppleがStable Diffusionに正式対応するなど、AIの民主化はどんどん進んでいます。今後のAIの発展と人間がどううまく使いこなすかなどなど、未来が楽しみですね!